空手 知ってもらえる機会 西村 拳
競泳のマイケル フェルプスが北京五輪で8個金メダルを手にした姿が衝撃でした。
「こんな化け物が五輪にはいるんや」って。空手は五輪競技ではなかったから、テレビの向こうは夢の世界でしたね。
どれだけ努力しても届かない舞台だと思っていました。
空手は今回初の五輪です。たまたま僕が現役の時に実施協議に入り、出場権を獲得できた。夢が現実になった。
空手を知ってもらえる機会でもある。だから中止でもいいや、と簡単には思えない。開催してほしいとおうのが
本音です。でも、そう言ってばかりもいられない状況です。新型コロナの収束が開催前提でしょう。
最高の状態で本番を迎えるために、いま僕の前に進むだけです。
にしむら けん 空手
1995年生まれ、宮崎第一高、近大、チャンプ所属。
3歳から空手を始め、東京五輪の男子組手75キロ級代表に内定。
空手界のプリンスと呼ばれる。